2025年7月、Avintonジャパンは、学校法人吉田学園 専門学校北海道サイバークリエイターズ大学校にて、『LLM』をテーマにしたオンライン授業を実施しました。
今回の授業では、この数年でLLMが急速に発展している背景についてレクチャーを実施。また、自動運転技術の研究プロジェクトに携わっているエンジニアが登壇して、業務のやりがいや大変に感じていることを包み隠さず学生に伝えました。
専門的な内容の解説や、エンジニア登壇を通して、ITに対する興味を深める機会を提供しました。
学校法人吉田学園 専門学校北海道サイバークリエイターズ大学校
https://yoshida-hcc.jp/
授業の概要
対象学科:DXエンジニア学科(2年生、3年生)
実施形式:オンライン(2週連続授業)
登壇者:弊社エンジニア2名
プログラム構成:
- レクチャー
- LLMとは?:LLMの概要と急速に発展している大きな2つの要因
- キャリアトーク
- AIエンジニアのリアル:華やかさの裏にある、地道な情報収集作業の実態をありのままに語る
レクチャー|LLMとは?:LLMの概要と急速に発展している大きな2つの要因
ChatGPTやGeminiなどのLLMを日常的に使用している人は多いかと思いますが、LLMの性能が向上している理由について理解している人は少ないと感じます。今回の授業は、DXエンジニア学科に在籍している学生向けの講義でしたので、LLMの少し深い部分を理解してもらいたいと思い、LLMが発展している要因について解説しました。
LLMが急速に進化している要因は様々ありますが、大きな要因としては「Transformerモデルの登場」と「パラメータ数の増加」があげられます。
講義内では、上記2つの要因に焦点を絞って説明を行いました。
普段の授業よりも専門的な内容に一歩踏み込んだ今回の授業は、受講している学生にとって刺激と学びになったようです。
キャリアトーク:AIエンジニアのリアル:華やかさの裏にある、地道な情報収集作業の実態をありのままに語る
授業の後半では、LLMや他最新技術についての論文を読み続けている弊社AIエンジニアが登壇。
AIエンジニアと聞くと、AIサービスの開発の中核を担う華やかなイメージを持っている人もいるかもしれません。ただ、実際にはAIサービスをリリースするまでは、地道な作業を日々繰り返しており、派手さやインパクトには欠けるかもしれません。しかし、AIサービスが世に出るためにはそういった裏側で働くエンジニアの頑張りが必須です。
にもかかわらず、そういったエンジニアの裏の努力の部分にスポットライトが当たることは少ない印象です。
そこで今回は、普段は日の目を見ることのないエンジニアに登壇してもらうことで、なかなか知ることができないリアルな部分を学生に届けました。
登壇した弊社エンジニアは、自動運転技術の研究プロジェクトに携わり、毎日のように最新技術について論文を読み続けています。その業務での楽しさ、厳しさについて赤裸々に語ってもらいました。
彼は「1日1本論文を読むのは当たり前」と話していましたが、多くの人にとってはハードルが高いのではないでしょうか。当たり前水準の高い彼の話は、学生にとって大きな刺激になったことと思います。
登壇エンジニアの声
過去に何回かほどAIエンジニアとしてのお話を他校の学生さんたちにしてきましたが、今回はその内容よりももっと詳しくお話しすることになっており、内容が少し難しいところもあったかと思いますが最後まで聞いていただき、質問もしてくださって良かったと思います。
皆さんのお話をもっとお聞きしたかったですが、時間が足りなく残念でした、、
また機会があればお聞きしたいです。よろしくお願いします。
授業や自己学習も大変だとは思いますが、頑張った分だけエンジニア力はつくと思います。
頑張ってください!応援してます📣
受講した学生の声

自分自身でも勉強してこうしたモデルを作ってみたいと思いました。



先生の声
学校法人吉田学園 専門学校北海道サイバークリエイターズ大学校
佐々木先生
前回に引き続きAvintonジャパン様による貴重な授業の機会を賜り、誠にありがとうございました。
今回の機会は、新たなAIサービスを創出する過程において、エンジニアによる日々の地道な探究がいかに不可欠であるかを、学生たちが深く理解する上で大変貴重なものとなりました。
また、最新技術を絶えず学び続けることの重要性のみならず、その実践の困難さを肌で感じられたことは、彼らにとって大きな刺激となったと感じています。
普段の私達の授業では伝えきれない、サービスの裏側にあるプロフェッショナルとしての姿勢や探究心に触れられたこの経験は、学生たちの将来を展望する上で、意義の深い学びになったようです。
このような素晴らしい機会をご提供いただきましたこと、重ねて感謝申し上げます。
最後に
弊社AIエンジニアが業務の実態を話しているとき、学生が熱心に彼の話を聞いている姿が印象的でした。Avintonジャパン株式会社では、今回の授業のように、インターネットを検索してもたどり着くことのできない情報を学生に届けることが、授業を行う価値だと考えています。そして、教育機関との連携を強化している弊社だからこそ、エンジニアのリアルな部分をより多くの学生に届けることができています。
Avintonジャパンは日本国内で20校以上と連携(https://avinton.com/blog/tag/産学連携)し、多くの未来を担う人材を育成しています。
また、「Avinton Academy on Campus」を通じて、日本全国の教育機関との連携を深め、テクノロジー教育の新たな地平を切り拓いていきます。
現場で懸命に働くエンジニアの生の声が、学生にとって良い影響を与えることを信じて我々はAvinton Academy on Campusを推進していきます。
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