工学部出身で、かつITコンサルタントという自身の経緯の中で、成長しているIT業界に大きな夢を抱いてきた。
この記事では日本のIT業界でキャリアをスタートしようとしている人に有益になるであろう見解をいくつか説明しようと思う。
専門家(スペシャリスト)か万能型(ジェネラリスト)か
特定の分野の専門家になることがIT業界での成功にるながるのでしょうか。残念ながら、実際そのようなケースはごくわずかの限られた場面のみで、確実な方法とは言いがたい。
理由のひとつとして、数週間ごとに新しい技術が生まれては古いものに取って代わるからだ。また、後で詳しく述べるが、技術によっては常に学んでいなければならないものもある。
プログラミング言語にしろハードウェア・プラットフォームやデータベースにしろ、様々なプロジェクトを通じて異なるな環境に触れることになる。結果、重要なことは状況に応じてすばやく判断し、自分を適用させられるかどうかなのだ。
様々な環境で活躍できるようになるには、以下のようなしっかりとした基礎知識が必要不可欠となる。
- LinuxとWindowsのシステム管理
- ハードウェア/ インフラストラクチャーの基礎
- 仮想化技術(例:VMWare Administration)
- オブジェクト指向言語プログラミング (C++ or Java)
- スクリプティング (例:PythonやPHP)
- SQL (例:PostgreSQL or ORACLE)
自分もLinuxの技術には満足はしていない。実際、コマンドを利用して結果を検索したいときには必要なコマンドをグーグル検索で調べなければいけないことも多々ある。これに関しては自分もまだまだ勉強しなければいけない分野である。
実際に、自分が今まで携わってきたITプロジェクトのほとんどに上記のスキルすべてを必要とした。実際に役立つ知識を有していれば自信がついて生産的かつ効率的なプロジェクトの納品へとつながるのだ。
スキル vs 給料
これは様々なスキル別の所得水準を視覚化したものである。
このデータは約1600あるAvinton のIT求人データベースから得たものである。
ご覧の通り、PHPやOracleが最も需要の高いスキルとなっている。
しかし、高給なポジションということに関して言えば明らかに勝ち組になるような突出したスキルというのはひとつとしてない。理由としてはこのようなレベルの仕事において、採用者は複数の分野を広く経験している人を探しており、また多くの場合においてチームを引っ張るリーダーシップやソリューション設計経験なども求めているからである。
したがって、専門家か万能型かという話に戻るが、幅広いスキルとフォーカスできる能力が必要とされる。
新しい技術
とても活発に成長しているビッグデータの記憶装置と解析アプリケーションに取り組む現場では数週間ごとに新しいフレームワークやデータベースが生まれている。このような新しい技術に関するデータはJavaやPHPといった既存のITスキルとは全く異なっているようにみえる。このことについては今の段階ではそれほど言及はしないが、一般的にはデータサイエンティストという役目は現在のところIT業界で最高給な仕事である。
データサイエンティストには以下のようなスキルが求められる。
- Analytic SQL
- Deep Learning Algorithms
- Experience with at least one popular machine learning library
- A degree in statistical analyses or equivalent
- Hive on SPARK or Hadoop
データサイエンティストの典型的な収入は月80万円から140万円である。
高額な給料に惹かれるエンジニアが今必死でこの職を求めている。今後は該当のスキルを持っている人材が増えることが予想されるので、データサイエンティストの収入は落ち着いてくるだろう。
記事作成者: James Cauchi - Avinton リードコンサルタント
プロフィール: http://avinton.com/staff/james-cauchi/
まとめ
Avintonでは若手エンジニアに独自の個別研修プログラムを提供し、若手・未経験エンジニアがキャリア目標を達成することをサポートしています。
Avintonの社内プロジェクトに携わればビッグデータソリューションデザインや分析、データ可視化を先輩エンジニアから学ぶ機会を得られます。スマートで、情熱があり、やりがいある挑戦を求めている方、ぜひ一緒に働きませんか。
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