今回は2023年10月に新入社員として入社し、移動体通信関係のビッグデータインフラ基盤保守プロジェクト配属された新卒インフラエンジニアが、就職活動から入社後の配属決定~インフラエンジニアとして働くためのリアルな準備内容を語ってくれました。
自己紹介、これまでの経験
私は2023年の10月に新卒でAvintonに入社しました。
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出身は愛知県で、就職をきっかけに上京してきました。大学は外国語学部を卒業しており、専攻は応用言語学(英語教育)で、小学校、中学校、高等学校の英語教育について研究していました。中学から大学の4年次前期までは高校の英語教員を目指していて、学部卒業後は大学院に進学してさらに英語教育の研究を続けるつもりでした。教員を目指したきっかけは、中学時代の恩師に憧れを抱いたためです。その人のように面白い授業を行ったり部活動の顧問としてソフトテニスの指導をしたりしたいと思っていました。
なぜ大学院にも行かず、ましてや英語の教員にもならずに今現在エンジニアとしてキャリアを築いているのかというと、大学4年次の後期からの海外留学派遣がきっかけでした。コロナの影響で丸一年、留学開始が遅れたものの、大学の柔軟な判断で海外渡航が許可されました。私はベルギーに留学し、現地で出会う友人の多くが好きなことをして生きているのを目の当たりにしました。自分が本当にしたいことは何だろう、どのようなキャリアを歩みたいのだろうと考えた結果、デジタルの世界で最新技術に触れたいという思いを持つことになったのです。
就職活動の軸
私が就職活動をしていた時に根底にあった考えは、『デジタルを使って社会貢献をすることができる会社で働くこと』でした。ただ、問題は私が情報系の学部や大学院に所属しているわけではなかったため、当時はITコンサルタントになることを目指していました。さらなる問題は、私はベルギーへ渡航する前までは教員になる予定で、就職活動のことは全く考えていなかったことです。留学中にオンラインで就職活動を始め、ロンドンキャリアフォーラム(通称ロンキャリ)というプラットフォームで国内外の企業の選考を受けましたが内定を得ることはできず、帰国後にAvintonから内定をいただきました。
Avintonに入社を決めた理由
テクノロジーを使って社会貢献をすることを念頭に置いていたものの、どの分野でキャリアを進めたいのかは決まっていませんでした。そのため、入社後に自らのキャリアを考え、決めることのできるAvintonは私にとってとてもありがたかったのです。
実際、入社前後の研修でプログラミングやアプリケーションの開発方法の基礎について学ぶことができ、自分に合った分野を見つけることができました。
さらに、AvintonはITの経験者だけでなく未経験者も採用しているというのは私にとって大きかったです。未経験者でも応募できるエンジニア職がある企業はそれほど多くはないと感じます。Avinton Academyを基本とした教育制度が充実しているため、ITへの情熱はあっても知識が少なかった私にとってとても心強かったです。
入社後のイメージとギャップ
入社後のイメージは、Avintonのオフィスはとても働きやすい職場だ、というのが正直な感想です。入社してお客様先に配属されるまでの間はオフィスで作業することになります。オフィスのメンバーは皆さんずっと真剣に作業されていて、オフィス内が静かになる時間が多く、ギャップを大きく感じました。私は静かな空間があまり得意ではないので、ノイズキャンセリング機能を持つイヤホンを着け、YouTubeで『Music for Work』で検索すると出てくる音楽を小さな音で流してたまに作業しています。
中には私のように1人で黙々と作業するメンバーもいれば、他のメンバーと話しながら協力して作業に取り組むメンバーもいます。集中力が欠けがちな午後には、天気がよければ少しの時間、手が空いているメンバーで散歩に行き、気分転換をすることもあります。このように、ストレスが少なく千差万別な働き方が許容されているため、効率よく業務をこなすことのできる職場なのだろうという印象を持っています。
プロジェクト決定までの流れ
新卒であるということに加えてエンジニアとしては未経験だったのですんなりプロジェクトが決まったわけではありませんでした。実務経験を積んだ人や大学で情報系を専攻していた人がプロジェクトメンバーに選ばれやすいだろうと思います。私はあまり人と比較せず自分の道を進むのが好きなので、地道にAvinton Academyのタスクを進めていました。Academyのタスクを進める中で、私はインフラ関連の技術に興味を持ちました。ちょうどその頃政府クラウドの報道があり、それがきっかけとなりインフラエンジニアになることにしました。
インフラに関連したプロジェクトに入りたいという希望を営業の方に伝えたところ、移動体通信関係のプロジェクトを紹介していただきました。経験はなくともやる気があればプロジェクトに参画できるかもしれないということでした。現場のチームは外国籍社員で構成されていて英語で日常会話ができないと難しい環境でしたが、幸い私は多少英語は話すことができ、この環境ならば大きく成長できるかもしれないと思いました。営業の方に私を推薦していただいた結果、プロジェクトの外国籍のメンバーとマネージャーの方との面談が決まりました。
外国籍のメンバーとの面談は英語で行う必要がありましたが、営業の方だけでなく、社長の中瀬さんからのサポートをしていただいた結果、プロジェクトへの参画が決まりました。キャリアを積みたいと思う分野に加えて、全て外国籍のメンバーで構成されるという、私にとってはとても刺激的・魅力的な現場を経験することができるのは私にとってとても貴重だと思っています。
プロジェクト決定後の学習内容
プロジェクトで必要な知識はインフラ関係だったため、コンテナ仮想化技術やコンテナ管理ツールであるDockerやKubernetesの学習に力を入れてきました。仮想化とはなんぞや、コンテナってなにそれ、美味しいの?というところから始めましたが、勉強をすればするほど技術の便利さ、奥深さに圧倒されます。基本的には公式ドキュメントを参照し、Kubernetesの公式Webサイトのチュートリアルに取り組むことによって、コンテナ管理について学習しています。公式サイトは英語で書かれているので英語の勉強に最適なように感じます。
なんとも心強いのはAvintonオフィスのサービスチームにインフラに詳しいメンバーが在籍していることです。Kubernetesを初めて触れた頃は本当に全然理解することができませんでした。PodやCluster、Nodeなどの専門用語が次々に出てくるため、Kubernetesがどのような役割を持ち、どのような利点があり、いつ使うべきなのかわからず、解像度が低いままでした。しかし、シニアメンバーが実際にAvinton社内でどのようにKubernetesが運用されているのかを私に見せていただきました。社内システムがKubernetesによって支えられている様子を見て、一気に解像度が上がりました。確かに社内のKubernetesは高度な構造をしていて理解することは容易ではありませんでしたが、実際の運用を目の当たりにしたことでモチベーションが格段に上がりました。
今後の意気込みを一言!
業界未経験はもちろんのこと、ほとんどITの知識がなかった私でも入社前後の研修を経てインフラエンジニアのキャリアを踏むスタート位置に来ることができたと思っています。DockerやKubernetesといった新しい技術は進化のスピードがとても早いため常に最新の知識を持っている必要があります。日頃の勉強を忘れず、人一倍の努力をして一人前のインフラエンジニアになりたいと思っています。
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