1.自己紹介
私は2021年の12月に中途採用で弊社に入社し、翌年の2月に大手自動車メーカーのプロジェクトで協力会社としてアサインされました。入社直後からプロジェクトを継続しており、今年で3年目になります。前職では新卒入社で約2年半ほどWEB系エンジニアとして業務に携わっておりました。
これまでの経験についてはこちらから
中途エンジニアの就活~データサイエンティストプロジェクト配属決定~技術研修内容紹介
WEBエンジニアから未経験のデータサイエンティストにキャリアチェンジして1年、果たして現在は??
2.現在の仕事内容を教えてください。
プロジェクトでは、新たな付加価値を提供するために、サービス履歴や車両の走行といったデータを活用して分析をしております。その中で私は、新しく利用し始めるデータに対応すべく、ETL(データの抽出、加工、受け渡しの処理)の設計や実装、設計に関わるデータ解析、品質確認等を行なっております。業務では解析でも開発でもデータを抽出するところから始まるのでSQLを使うことが多いです。データを色んな方法で見たい場合などにはPythonを使ったりもしています。解析や開発がメインの業務ではありますが、プロジェクト全体の動向や現状のデータフローについて理解を深めるために、ミーティングに参加したりドキュメントを調べたりするなど、毎日それなりの時間を要しています。
3.現在のプロジェクトの体制はどのようになっていますか?
現在のプロジェクトでは、私が所属している部署には十数名ほど在籍していますが、その中ではPLとPM、技術的なところを相談するテクニカルサポートの方と連携することが多いです。また、他部署とも関わりがあり、データの要件を確認するためにデータフローの上流側を担当している部署に問い合わせを行ったり、こちらが開発したデータを利用する部署と認識合わせをしたりと複数部署で協力しながら設計を行ったりしております。そのほか、インフラや開発の面でサポートをしてくれるインドのチームと連携をとることも多いです。
4.2年間を振り返って、学んだことや感じたことを教えてください。
プロジェクトアサイン前はAvintonアカデミーでpandasやscikit-learn、BIツールといった基本的なデータ領域について学びました。ここで学んだ知識は実務でもよく使う部分が多く、アサイン後すぐに活用することができました。1年目は既存のアルゴリズムを改善するために自動車の走行データを分析していたのですが、ここでの業務ではデータを分析したりその結果を人に説明するといった経験を積むことができました。業界知識があまりないところからプロジェクトに参画するという経験は初めてだったので、戸惑うところもあったのですが、自分からも積極的に情報を集めたりしてなんとかついていけるようになりました。この時にプロジェクトに必要なドメイン知識を得るためのノウハウについても少し学べたように思います。2年目は開発の時間が増えてきて、開発周りで身についたことがたくさんありました。データ処理ならではのフローやアーキテクチャがあり、WEBエンジニア時代には触れることがなかった技術や開発ツール、AWSサービスなどについて学ぶことができました。
2年間データを取り扱ってきて、データを俯瞰的に見るところの面白さは変わらないなと思いました。統計や検証の結果が予想内のものでも、なんとなく経験として感じていたものが図や数字という目にみえる形で確認できた時は多少なりとも嬉しさがあります。ただ、分析結果から新たな発見をするといったところは今でも難しく感じています。統計に関する知識があればある程度は改善につながるような分析結果が見せられるものだと思っていましたが、数字だけでは説明できないところも多く、ドメイン知識の重要性についても考えるようになりました。
5.顧客から評価されるためにしたこと、今もしていることは?
初めての業界ということもありプロジェクトの内容やデータの内容を理解するのが大変で、なかなか率先して動けませんでした。とにかくドキュメントに目を通したり分からないところを聞くようにしているうちに少しずつ知識が身につきました。任される業務も増えたりしているので、こういったところも評価されているのかなと感じています。
その他には、任されたところを滞りなく進めることも大事だと思います。業務を進めていると想定外の課題は出てきますが、そのために相談するタイミングと窓口は早い段階で決めています。例えば現在のプロジェクトでは、ETLツールの開発を行ったりしています。インフラ側で問題が起きた際に問題が起きていそうな箇所によって相談する相手を決めたりしています。こういった相談を気軽に行うためにコミュニケーションも一応意識したりしています。
6.WEBエンジニアを経験したことは活かせていますか?
まずは前職で学んだスケジュール管理やドキュメント周り(要件定義所、設計書等)のノウハウは幅広く活かすことができていると実感しています。また、現在のプロジェクトでもシステムやアプリケーションの開発を行ったりしていますが、WEBサービス開発時代に培ったバージョン管理や仮想化、クラウド周りの知識は有効に使うことができています。今後もデータ分析に付随して何かアプリやサービスを作るといった要件は出てくるものだと思っているので、これらを経験してきたことは良かったと思います。
7.今後の目標や学びたいことを教えてください。
データをAIに活用するといったことをやりたいです。これまでの業務では分析や開発がメインだったので、AIと大量のデータを組み合わせて何かソリューションを生み出すところにも挑戦できればと考えています。他にも、開発で勉強不足に感じた技術についてはもう少し理解を深め、その技術を使ったツールやサービスの知識を広げたいと思っています。
8.データ領域に興味のある人へのアドバイスはありますか?
私の場合はデータを扱う上でそれに伴うシステムやアプリケーションの開発等も行ったりしました。データ領域ではそれを活用するモノ作りやアイディアを出す場面も付随して出てくると思います。データを活用する範囲はシステムやアプリに限らないと思うので、幅広い知識や経験を得ておくとどこかで役立つ機会があると思います。
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