後編では、これまでの業務の中で特に大変だったことについてお話しします。
※まだ前編をご覧頂いてない場合はこちらから。
業務の中で特に大変だったのは、システムの不具合対策です。
大規模システム開発案件では、1つのシステムでおよそ1000件もの不具合対策をする必要があり、とても時間と労力を要しました。その過程で誰がどの不具合から着手すべきか、複数の不具合を同時に修正することは可能かなどの問題解決能力を磨くことができました。
また、部長クラスの役職者との会議、折衝も大変でした。
日々進捗管理のための会議があり、そこに向けて毎日進捗を出さないといけません。タスクが進んでいない時にはなぜ進まないのかなど十分な準備とその場で聞かれたことに対して明確な回答をする判断力が求められ、その経験からリーダーシップやコミュニケーション能力を高めることができました。
さらに、ユーザーがシステムを利用する現場での作業も経験しました。
実際にユーザーにシステムの操作説明をしたり、現場で不具合が起きた場合には一次調査としてログの解析を行ったり、時には夜勤もありました(これは特殊すぎるかもしれません)。体力的にはハードなものでしたが、もっとこういう点を改善してほしい、
この機能は使いやすいなどユーザーの声を直接聞くことができたのは貴重な体験でした。
苦労した経験から得た学びーPMの視点
1.これらの経験から得た最も重要な教訓は、見積もりや設計、人員配置の難しさーPMの視点
プロジェクト全体の計画立案やリソース管理は容易ではなく、常に慎重な判断が求められることを実感しました。
部長クラスの仕事を間近で見られたからこその学びだと思います。
2.コミュニケーション能力の重要性
敬意をもって気軽に気さくに話せる対人関係づくりが、円滑な業務遂行やチームワークの向上に不可欠であることを実感しました。
大手企業での開発ノウハウを学べたことも経験になりました。
3.新たな技術を習得できる機会はプロジェクトで評価されることにより回ってくる
技術面では、設計から構築、テストまで一通りの工程、基本的に有償でしか使用できない言語であるMATLABやC#を用いて開発に携われたことは大きな経験だと思います。
エンジニアとしてこれからの目標
これからの私の目標はまず第一に、管理者側で案件を成功に導くこと
リーダーシップや組織での立ち回りを活かし、チーム全体のパフォーマンスを向上させられるように努め、その結果、私と仕事ができてよかったと思われる人材になれたら最高です。
自分と一緒に働いてほしいと思わせるためには自分のスキルをどう磨いていくべきかについても深く考えていきたいです。
最新技術に挑戦し幅広い技術に対応できるようになること
これまでの業務ではPython、MATLABやC#などの言語を用いたシステム改修や開発、分析がメインでした。これからはCNN、RNN、自然言語処理など最新技術を用いた案件に挑戦したいです。理由は、「なんかカッコいいから」です。「今どんなことやってるの〜」と質問された時に「なんかカッコいい」と思われたいです。他にも、開発で勉強不足に感じた技術については理解を深め、その技術を使ったツールやサービスの知識を広げたいと思っています。
これから未経験でエンジニアになりたい方々へのエール
ここまでブログを読んでいただきありがとうございました。
エンジニアの仕事は黙々とひとりでコーディングというイメージの人もいるかもしれません。しかし実際のところは、ほとんどの人は「自分 + 他者」という関係の仲で対話しながら日々業務に励んでいます。
なので、仕事を選ぶときには「こんな業務をしたい」ということももちろん大切ですが、「この人と一緒に働きたい」という視点も忘れずに考えてみてください。
わたしのブログを読んで少しでも「エンジニアになりたい」、「Avintonジャパンで働きたい」と思っていただければ嬉しいです。
未経験からでも少しずつスキルや知識を積んでいけば、私のようにいつか大規模な開発にも携われるようになります。チャレンジ精神を持って、新しい分野に飛び込んでユニークなエンジニアを目指してください。
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就職先を決めることは人生にとっても大きなイベントの1つ、私たちは相互理解が大切だと考えておりますので、 選考関係なくオンラインカジュアル面談を歓迎しています。
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