こんにちは!今回は特定非営利活動法人 地球緑化センター様主催の「湘南海岸林ボランティア」にAvintonメンバー5名が参加してきましたのでレポートします。
Avinton SDGs
Avintonでは、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて教育、技術、環境等の分野においてさまざまな活動に取り組みを進めています。SDGsとは、前身の世界の貧困解決のために作られた「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」をより拡大的に捉え、先進国の貧困、エネルギー問題、環境問題等の「持続可能な世界の実現」に向けた17個のゴール、169のターゲットを設定しています。つまりSDGsを掲げることで、私たちのより身近から世界規模の問題を提起し、Actionを起こそうという意思を表明することになります。実際にAvintonは地域のボランティア活動をはじめ、社会貢献性の高いプロジェクトの立案や協業を通じてSDGs活動を実践しております。
イベント概要
第65回 湘南海岸林ボランティア
- 時:2021年11月13日(土)10:00 ‐ 15:00
- 場所:湘南海岸砂防林
- 主催:特定非営利活動法人 地球緑化センター
スケジュール:
9:50 集合、受付、身支度
10:00 開会式、自己紹介
10:30 道具の使用方法確認(のこぎり、松ヤニスプレー)
10:45 間伐・枝払い・玉伐
11:50 午前の活動終了
12:00 海岸にて昼食休憩
13:00 午後の活動開始 間伐・枝払い・玉伐
14:45 活動終了、閉会式
15:00 道具の片付け
15:30 解散
Avintonからの参加が2回目となる「砂防林ボランティア」。今回も普段の生活ではなかなか味わえない 思考×体力勝負の活動となりました。
※ 砂防林とは何か、前回の活動について気になる方はこちらからご確認ください!
「間伐」について
今回のメイン作業はクロマツの「間伐」でした。林の木々は成長していく連れて枝葉が重なり、林の中が窮屈になっていきます。窮屈な環境では木々の成長が大きく阻害されてしまうため、あえていくつかの木を間引く「間伐」の作業をして林の保全を行っているそうです。
【間伐の手順】
1. 作業前の確認
木を切り倒す前に木の上の方を見て伐倒方向を確認します。木の周りを歩きながら重心を判断するのですがこれがまったく見分けられず、、力学的な知識も必要ですが、やはり頼りになるのは熟練の方からのアドバイスでした。。
2. 伐倒作業
メインイベントである、木を倒す作業です。木にのこぎりで受け口、追い口と呼ばれる切り込みを入れればスルッと倒せるという驚きの技術です。小学生の頃に「支点、力点、作用点」と、テコの原理を勉強しましたが、実践の場ではまったく応用できず、、結局最後は力勝負で笑木にがっつり刃を入れて切っていました。笑
3. 枝伐、玉伐作業
木を倒したら、そのあと運びやすいように枝と木の幹を暖炉の薪くらいのサイズにコンパクトに切っておきます。玉伐作業は木の幹をぶつ切りにするイメージです。笑
作業所感
マツの木は思ったよりも切るのが大変でした。マツの木には「松脂」と言われる樹脂が出るのですが、これがのこぎりの刃を滑らせにくくするので、細い木なのになかなか刃が入っていかないことがしばしばありました。
また、マツの木は砂防林として海からの風、潮の影響を受けて真っ直ぐは伸びず、曲がって成長することがほとんどです。「重心をみて」とは教わりましたが、曲がりくねった木を前にもはやどこに倒れてくるのかドキドキな瞬間が何度かありました。
そんな状況に苦戦しつつも、参加者15人でその日の目標の30本を予定時間よりも1時間も早く全て切り倒すことができました。
緑化センターの方によると木の樹齢は10-15年程だそうです。
参加者は会社の社会貢献活動できている人が多く、何人か女性もいました。
男の人が力まかせにして倒せない木を、コツをつかむことで女性が易々と倒してしまうこともあるようです。
まとめ
今回は写真からもわかるように天気に恵まれ、自然に囲まれた環境の中、心も体も清々しい気持ちでボランティア活動をすることができました。参加者からは「思ったより楽しかった」「みんなで30本倒して達成感があった」等の声もあり、とても充実感のある仕事だったと思います。
しかし、ボランティア活動というと「Free Rider」と言うような「やった気になっただけ」という人がいるのも事実です。SDGsには「目標とターゲットがすべての国、すべての人々、及びすべての部分で満たされるよう、誰一人取り残さない」というメッセージが含まれています。「誰一人取り残さない」ためには社会貢献のその先も考えて行動していく必要があると思います。
ボランティアとして参加する時はそこでの人との出会いや、新しい価値観への気づきなど社会活動として貴重な経験となります。今回のように環境保全を肌で感じる体験も含め、各々が未来を守ろう、社会を動かそうというきっかけになることを期待しています。社員の一人一人の意識向上からAvintonが社会に貢献していけるように今後も継続してSDGs、ボランティア活動を実施して参ります。
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