時が経つのは早いもので、気が付けば2023年も2か月を終えようとしています。
2022年4月に入った新入社員達も新人らしい初々しさは薄れ、堂々と仕事をするようになりました。
2023年2月18日、社会人2年前を目前に控える22年新卒社員に、新卒時代最後の研修を行ってまいりました。
まずは参加者からの感想を一部紹介します!
参加して良かったです。開催していただきありがとうございました。
この記事では、そんな22年新卒最後のフォローアップ研修の内容を公開します!
スケジュール
09:30~09:50 オープニング
09:50~10:35 個人ワーク 昇給について
10:35~11:05 講義 成長の2年目
11:05~11:10 休憩
11:10~12:30 グループワーク コンセンサスゲーム
12:30~15:00 懇親会
今回も写真は少なめです。いえ、研修してると写真をとる余裕ってあんまりないんですよ…。
そんなわけで、まずはオープニングから。
オープニングでは、グランドルールの確認、アジェンダの共有、現在の自分の業務の紹介を行いました。22年新卒フォローアップ研修は今回で3回目ですが、回を追うごとに業務の内容がより高度に、そして伝え方がより具体的になっているように感じます。そんなところにも日々の努力が表れていますね。
個人ワーク 昇給について
さて、オープニングが完了したら最初のコンテンツ 個人ワーク 昇給について 。
学生と社会人の一番の違いは給料と責任。もちろん学生でもアルバイトをしている方は多いので、労働をして対価として給料を受け取るという経験はしていることも多々ありますが、社会人のそれとは責任が違います。更に、Avintonでは1月が昇給月であり、今回参加している新卒メンバーも5%~15%程の昇給がありました。学生感覚が抜けないままでいると何となく仕事したら給料が貰えて、一定期間仕事を続けたら昇給して…、と思ってしまいがちですが、もちろんそんな簡単は話ではありません。給料とはどうやって決まるのか、昇給とはどのように行われるのか、社会人にとって望まれる成長とは何なのか、そんなことを深堀していくためのワークを行いました。
普段から意識のしやすい個人の評価や成果と給料の関係という視点だけでなく、会社全体で用意できる人件費総額という視点や顧客からいただける金額といった、エンジニアにとって中々考えることの少ない切り口から給料、昇給というものを考察し、社会人として求められる成長とは何かを導き出しました。
講義 社会人にとっての「成長」とは
続いては講義の時間です。テーマは 社会人にとっての「成長」とは です。
ここに集まった22年度新卒社員達は、みな向上心が高く常に成長を追い求めています。それ自体は非常に素晴らしいことですね。
ただ、成長するとはどういうことなのかというのは非常に難しい命題です。特に、エンジニアは技術力というわかりやすい指標があるため、そこに注力してしまいがち。一歩間違えるとセルフィッシュプレーヤーになってしまいかねません。そうならずに社会人として周囲に認められる成長をし、市場価値を高めていくために必要なポイントをレクチャーしました。
専門性の身に着け方、自分だけの武器の作り方に始まり、社会人2年でやるべきことや仕事におけるオーナーシップまで、多岐にわたる内容を伝えました。今の仕事にどう向き合い何を得るべきなのか、顧客に貢献するとはどういうことなのか、専門性を身に着けたとどのように証明するのか…等々、様々な観点から成長を分解することで、周囲に認めてもらえる成長の仕方というものを掘り下げました。これから社会人2年目を迎えるにあたり、慢心したり増長したりすることなく、謙虚に能力と人間性の向上を続けてほしいですね。
グループワーク コンセンサスゲーム
続いて、最後の課題であるグループワーク。NASAゲーム等で有名なコンセンサスゲームを行いました。
※コンセンサスゲームとは
コンセンサスゲームとはある課題について、グループ全員の合意によって意思決定をするゲーム。今回行ったように課題に正解がある問題ではは、個人決定とコンセンサスによる集団決定の正確さを比較することで集団活動の有効性に気づくことを狙いとしている。
この研修のお題はアカウントマネージャー体験。Avintonジャパンではアカウントマネージャー(営業職)とキャリアコーチ、エンジニアが連携してプロジェクト配属や配属先での働き方、普段の学習内容等を決めています(Avintonのキャリア開発についてはこちらから)。普段はエンジニアとしてアカウントマネージャーやキャリアコーチに助けてもらう側の立場である22年新卒メンバーに、アカウントマネージャーの立場でエンジニアと配属候補になるプロジェクト先のマッチングを経験してもらいました。
研修内容は、5人の架空エンジニアを6つの架空プロジェクトを用意し、それぞれのエンジニアに対しどのプロジェクトを紹介していくのか、その時にどういう観点でそのプロジェクトを選び、どのようにエンジニアや顧客にアピールしていくのかを考えるというものです。
まずは一人で自分の回答を作ってみて、それからグループに分かれて話し合い、チームの解答を作るという流れで行いました。
まず自分なりに回答をつくってみる時点で、かなり悩んでいましたね。そのエンジニアのやりたいこととクライアントの要望が絶妙にマッチしない、あちらを立てればこちらが立たず…という状態の中で精一杯自分なりの回答を作りました。
そして、それを持ち寄ってのグループでのコンセンサス作り。大体似たような意見になっていても、5人の架空エンジニアのうち一人二人のマッチングに対し意見の違いが発生してしまいます。これを意見のぶつけあいでなく、お互いの意見を傾聴し、承認していくことを軸にコンセンサスをとりながらまとめていくことは非常に難しい経験でした。実際に研修後のアンケートでも、解答の違いがあったときにしっかりと意見と理由を表明できなかった、自分の経験則から話してしまうあるいは考えてしまう場面もあった等の反省点も挙げられており、正しさだけを求める議論とは違った話し合いの姿勢を感じてもらえたのではないでしょうか。
結果としても、もちろん全員ではありませんが、個人で出した回答よりチームで出した回答の方が高得点だったメンバーが7割強もおり、コンセンサスをとりながらプロジェクトを進めることの重要性を理解するきっかけになりました。
また、このワークの後にまとめとして組織理解というタイトルでAvintonジャパンの組織の全体像とそれぞれのチームのスコープについてのレクチャーを行いました。アカウントマネージャーがいかに難しい舵取りをしながら日々エンジニアにプロジェクトを紹介しているのかを体感してもらった今だからこそ、自分の所属するチーム全体としての目標や他チームが何をやっているのかということについて、より深く受け止めてもらえたと感じます。自分のおかれた立ち位置からの視点だけで物事を判断するのではなく、視座を高めて他者の視点も理解したうえで状況を理解できるように成長していってほしいです。そういった点も含めて、学びの盛りだくさんのワークを実施できました。
そして懇親会
大変申し訳ございません。懇親会時の写真が一枚もありません。なぜなら運営側も普通に参加してしまったからです。
文章だけで懇親会のことを伝えるのは不可能ですので、研修後のアンケートの一部を紹介します。
やはり同期のつながりは強いですね。みんな久しぶりに仲間に会えて非常に嬉しそうでした。それだけでもこの研修を開催した甲斐がありましたね。
最後に
さて、簡単な紹介ではありましたが、Avintonジャパンの22年度新卒社員フォローアップ研修はいかがだったでしょうか?今回の参加メンバーはほとんどがエンジニアなのでどうしても技術力を追求することに焦点を当ててしまいがちですが、社会人として大きく成長していくにはそれ以外にも多くの要素が関わってきます。
今回のフォローアップ研修がそういった要素に目を向けるきっかけとなり、若い仲間たちの成長の一助となれば嬉しいです。
次は23年度新卒の入社ですね。さて、最初に会社が何を与えるかは非常に重要ですので、気合を入れて準備を進めています。またそちらもブログにて報告予定ですので楽しみにしていてください!!
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