アメリカから来日後、未経験から日本語と英語を活かしてITプロジェクトコーディネータとしてのキャリアをスタートさせ、現在はPythonのプログラマーとして活躍しているエンジニアのキャリア紹介ブログです。
プロジェクトでも着実にスキルを磨きつつ、働きながら空き時間を効率的に使ってプログラミング力を磨きチャンスをつかんだ社員にインタビューをした内容をまとめています。
未経験からエンジニアになりたい人、これまでの経験を上手くITキャリアに生かしたい人は必見です!
1.大学ではどんなことを学び、卒業後アメリカでどんな仕事をしていましたか?
私は現在31歳でニューヨーク出身です。Avintonに入社したのは2019年の8月です。大学時代は弁護士や外交官、教師になりたいと思い、政治経済を学びました。当時、学術統計向けのR Stastical Packageをほんの少し勉強したことがありましたが、プログラミングにはあまり興味が持てませんでした。
大学を卒業後、私はニューヨークで、PC修理やオーディオデバイスの営業などの仕事をしていました。この当時、プログラミングへの興味はなかったのですが、業務を通じてトラブルシューティングが得意になりました。父親がオーディオ技師で、ライブのために問題をすぐに解決することが重要だったため、父親の影響でトラブルシューティングの一般的な手法を学び、得意になりました。
その後、様々な経緯で来日することになりましたが、来日当初は音楽やファッション関連の仕事をしながら日本語学校に通ってました。
2.日本語学校卒業後は何をしていましたか?
日本語学校を卒業後、Avintonに入社しました。なぜAvintonに入社を決めたかですが、2点あります。
(1)技術的な仕事を通して、知的好奇心を満たしたかったから。
アメリカにいたころから、技術的な問題を解決する仕事に一番興味を持ち、従事していました。システムを効率化する事も好きでしたが、当時の仕事ではそういう機会は少なかったです。また、技術に詳しくない人に簡単なレベルで説明することが、物足りないと感じていました。偶に、技術に詳しい人と話すときは楽しかったです。
Avintonに入社するまでの仕事は、体は疲れるが、あまり自分の脳を使っていなかったと思います。
(2)急募求人に興味を持ち、プロジェクト先の社員から話を聞けたから。
Avintonの急募求人を外国人向けのFacebookグループでみかけ、そのプロジェクトが凄く気になったので応募しました。そして面接の際に、そのプロジェクト先企業の人からも話を聞くことができ、「凄く面白い!」と感じました。また、今でも日本語は上手ではありませんが、当時はすごく下手だったので、ずっと日本語で話す職場だと大変だと思っていました。このプロジェクトでは日本語と英語が混在する多国籍人たちが働くプロジェクトだったので、そういう環境が自分に合うと思いました。
この二つから、「絶対にいい経験になる!」と思い、Avintonへの入社を決めました。
3.Avinton入社後、プロジェクトでどんな経験ができましたか?
2019年8月にAvintonに入社し、大手外資系通信会社にて、プロジェクトコーディネータというポジションで仕事を開始しました。
主な仕事の内容としては、翻訳、現地測定チームの管理です。新しい無線通信ネットワークを現地で測定する際に、チームの車がいつどこに行きテストをするのかを大規模で管理する業務でした。
その後は日本の大手通信キャリアの通信性能を保証するために、現地で測定するエンジニアとなりました。そこでは、より技術的に複雑な測定を経験し、RAN(Radio Access Network:無線アクセスネットワーク)構成やテスト方法について自分でも学習し、詳しくなりました。
このプロジェクトで学んだ事は、現地で起こっているネットワークに関する現象は何が原因で発生しているのか?デバイス、ソフトウェア、ハードウェアなど、何が原因かを素早く判断する事が大事だということを学びました。
ニューヨークのパソコンショップで働いていた経験から、お客さんが並んでいる時には、すぐに問題を特定し解決することが大切だったので、その経験がとても役に立ちました。また、自分でネットワーク測定作業をやりながら、測定チームを同時に管理することもあり大変でしたがやりがいを感じていました。
4.今はどんなプロジェクトを担当していますか?
現在は、別の大手グローバル通信会社でプログラマーとして自動化ツールを開発しています。基地局の新規作成やパラメータ変更などの無線通信作業を自動化するためのツールの作成です。作成したツールのひとつはゼロから作ったもので、現在は数か国で使われています。今後は世界中のモバイルオぺレーターの業務に使用される可能性もあります。
加えて、ネットワークのハードウェアおよびソフトウェアの更新に対応するために、ツールを更新することが必要になります。その際に、古くて複雑な言語を社内のスクリプティング言語やPerlなどではなく、もっと現代的で更新しやすいPythonに書き換えるといった業務にも従事してます。
5.最初のプロジェクトから大きく業務が変わったように思えますが、今のプロジェクトに携われるようになった経緯は?
前の現地測定のプロジェクトの期間中に、Pythonなどを社内トレーニングプログラム「Avintonアカデミー」で勉強したことや、実務でRAN構成について詳しくなったことが、結果的に現在のプロジェクトと合っていたからだと思います。
測定エンジニアという仕事をやっていた時は、担当するエリアが千葉県だったので、毎日現場への移動は車で、移動中はオンラインのPython講座での勉強に使っていました。また、自分の担当業務のワークフローや、日本語の勉強材料を準備する作業の自動化ツールを作成しました。プログラミングは自己学習である程度が学べますが、自分から学ばないと上達しないので、実際の業務の中でスキルアップを行いました。
また、通信分野に関してはほとんどわからなかったところからのスタートでしたが、前プロジェクトで様々なチームと測定をやっていくにつれ、チームが担当するエリアやラジオ、コアのことについてだんだん詳しくなっていきました。
このように二つのスキルをミックスさせることで、システムインテグレーションエンジニアとして仕事を任せてもらえることになりました。
実はこの時、参画当初はツール作成という業務はなく、普通のインテグレーションエンジニアを想定していました。ですが、チーム内にPythonで書かれた未完成のツールがあり、当時のチームにはPythonが分かる人がいなかったです。そこで、私はメンバーにいつも、「Python分かります!」と話をしていたので、担当させてもらう機会を貰うことができました。そうして、プログラマーとしての業務を任せていただく中でPythonのコーディングスキルを上達させることができました。
6.今のプロジェクトを通じて学んだこと、身についたスキルは?
これまでのプロジェクトで身についたスキルは、Pythonです。
Pythonは一般的な言語としてはすごく学びやすく、ほとんどの問題をPythonで解決できます。ある特定の分野では理想的な言語ではないかもしれませんが、最初に学ぶ言語としておススメです。
あとは、一般的なLinuxの知識です。現在は、開発の為に自分個人のパソコンでもLinuxを使っていて、Linuxのファンになりました。
RAN構成についても、だんだん詳しくなりました。
前のプロジェクトは最新のRAN構成が使われていたのですが、現在プロジェクト参画当初は特別なシステムからの専門用語しかわからず、一般的なRAN構成に関する知識は不足していました。少しずつ詳しくなりましたが、将来はRAN構成に関する問題を解決できるくらいに知識を身に着けたいと思います。
PythonやRANに関する知識を身に着けましたが、一番身に着けて良かったスキルは、何の言語でもプログラマーとして問題を分析して解決できる考え方です。最初にプログラミングを学び始めた時は、そういう考え方がうまく出来なかったことを覚えています。そういった意味で、プログラマーになる以前に通信キャリアのプロジェクトコーディネータを経験できたことは非常に良かったです。
7.今後はどんなことをやりたいですか?
今まで、Pythonを使ってツールを作成してきましたが、今後Pythonを使用することが適切ではない場合があると思っています。そのため、RustやGoといった言語も触ってみたいと思っています。
そして通信業界以外での開発にも携わってみたいです。今は、自然言語処理(Natural Lnaguage Process)に少し興味があります。まだ講座を受けたくらいの経験しかないですが、個人での勉強を続けたいと思っています。また、機械学習(Machine Learning)についても興味があるので、それらの仕事にも携わってみたいと思っています。
最後に
ブログを最後まで読んでいただきありがとうございました。「未経験でもIT業界の飛び込んでみよう!」と背中を押すことができたでしょうか?Avintonジャパンでは、内定期間中からSDGsボランティアや社内イベントに参加できたり、社内掲示板では様々なTopicがメンバー発信で飛び交っているので、入社前から社員の方との交流機会があります。このインタビューが少しでもこれからIT業界を志望するきっかけとなれば嬉しいです。いつかお会いできることを楽しみにしております!
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