6月7日(金)に株式会社SUNABACO主催のイベントが開催され、Avintonは代表中瀬を含む3名が特別に参加させていただきました。
DXの重要性とそれらの推進に必要な人材の育成手段について、詳細が語られました。
初めに、SUNABACOについて
SUNABACOとは、プログラミングやデザインなどのスキルを学ぶためのコミュニティスペースを提供する会社です。多様な講座やイベントを通じて、参加者が「一生稼げる力」を身につけ、自立したキャリアを築くための支援をしています。また、全国に複数の拠点があり、講座にはオンラインでの参加も可能です。
SUNABACO 公式HP
https://sunabaco.com/
アジェンダ
・SUNABACO代表中村さんの講演内容
・現代のビジネス求められていること
・DXの重要性
・トヨタ自動車九州様の実績
・DX人材育成講座の内容
・DX推進のための鍵
・フィードバックと参加者様との交流
・所感
中村さんの講演内容
現代のビジネス求められている物
中村さんは、今後のビジネス環境で求められる社員像として、マネジメントスキルを持ち、特にプロダクトマネージャーのような役割を担える人材の育成が重要であると強調しました。これからは、これまでの勘と経験ではなく、再現性の高いデータや、統計に基づく予測の重要性についても言及され、確かな根拠に基づいた意思決定が求められることを説明していました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性
「DXの定義って何だと思いますか?」
中村さんの問いに、私は恥ずかしながら答えることが出来ませんでした。
IT × AIによる業務効率化 = DX 過程の再定義
機械が出来ることは機械にさせて、人は人にしか出来ないことをやる
DXとは、IT技術を活用して業務プロセスやビジネスモデルを革新することであり、これを進めない企業は競争力を失うと指摘しました。
また、DXを推進し、労働生産性を向上させることで、少子高齢化や労働力不足といった課題の解決に結びつける必要があると仰っていました。
自身の中で曖昧だった「DX」という言葉の意味に深く納得した瞬間でした。
トヨタ自動車九州様での実績
トヨタ自動車九州では、DX人材育成講座を受講した社員が中心となり、新規事業の開発や業務改善プロジェクトを実施されてきたそうです。その結果イノベーションが進み、実際にプロダクトが企業内で運用されるなど、具体的な成果が生まれています。
※ SUNABACO公式HP 一部抜粋
DX人材育成講座の内容
DX人材育成講座は、プロジェクトベースの学習(PBL)を取り入れた画期的なプログラムです。受講者は、実際の業務課題を解決するためのプロジェクトに取り組むことで、学んだ知識を実践で活かすスキルを養います。後半のプロジェクト実習では、実践的に問題解決およびサービスの開発に取り組むことにより、受講者は理論だけでなく、実際のビジネスシーンでの応用力も同時に身につけることが出来ます。
※PBL: 学習者が実際のプロジェクトを通じて知識やスキルを習得する教育手法
DX推進のための鍵
中村さんは、DX推進のためにはテクノロジーの変化を受け入れ、業務の棚卸しを行うことが重要であると述べました。企業全体、部署ごと、社員一人ひとりといった粒度に合わせ、業務内容や作業時間、コストといった軸で業務の棚卸からスタートさせることを説明。加えて、DXを進めるための組織内での根回し力やマネジメント力の重要性が挙げられました。これらのスキルを身につけることで組織単位でのDXが実現出来ると説明されていました。
参加者のフィードバックと参加者との交流
本イベントに参加し、とても刺激的なお話を聞くことが出来ました。
「DXは何故必要なのか?」
「DX?何だとよく分からない」
と疑問を持っている方や、現在DXの推進における課題に頭を抱えている人も多い中で開催された本イベントは、DXを進めるうえでの疑問・課題を解消してくれる内容になっていました。。中村さんの実体験を交えたお話は、それらの疑問・課題を解消し、DX人材を育成することの必要性が伝わる内容だったため、参加者の中には、直ぐにでも始めたいという参加者も見受けられました。
また、実際にDX人材育成講座を受講した方も本イベントに参加しており、生の声をお聞きすることが出来ました。受講者様の中では「SUNABACOロス」という言葉がある程、DX人材育成講座が自身に与える影響は大きいのだなと感じました。
~ 実際に受講した人の声 ~
・ありえないほど忙しいけど、その分勉強が楽しい
・フットワークが軽くなる
・自身を俯瞰出来る
・SUNABACOが終わってから、物寂しく感じる…。
イベントに参加した所感
大学で学習していた「人間工学」を活用した講座の説明会は、非常に興味深く感じました。
特に、中村さんのお話を聞くことで、単なるDXの解釈を超えた、具体的で腑に落ちる表現を得ることができました。結果、DX化のビジョンも鮮明になったように感じます。
また、DX化の話に関連して「AIの発達に伴うプログラマーの需要の低下」という話題も取り上げられました。これは私達、エンジニアとって非常に衝撃的な話題であり、未来への不安をも感じさせるものでした。
突然ですが、皆さんに質問です。
仮に「DX化」を商品として顧客に売るとしたら、まず何をしますか?
私が中村さんのお話を聞いた上で考えると、
「自分自身でDXを体験する」をしてみます。
食べたことのない料理を人に勧めることが出来ないのと似た感覚で、自分自身でDXを体験することで、DX化の本質を理解し、それを顧客に伝える力が身につくと考えています。そして、これからエンジニアとして生き残るために、これまで以上に論理的思考力が求められると中村さんのお話を通して強く感じました。
皆さんも是非、自らDXを体験してみてはいかがでしょうか?