9月12日 (木) に東京国際フォーラムで開催された生成AIリスキリングサミットにて、
弊社社長の中瀬が登壇しました!
今回は「経営者に求められる生成AI時代の組織的リスキリング」というテーマを基に
AI CROSS株式会社の原田 典子様との対談が行われました。本記事では、対談内容を中心にご紹介します。
「生成AI時代のリスキリングサミット2024」 公式ページ:https://reskilling-summit.com/
1.生成AI時代の組織的リスキリングとは?
生成AIの急速な発展に伴い、企業は新たな課題に直面しています。社員のスキルアップ、つまり「リスキリング」が不可欠となる中、原田氏は、「e-Learningだけでは十分ではない」と警鐘を鳴らしました。
原田氏から社員の主体的な学習意欲を引き出す工夫を紹介され、「賞金が出るイベントの開催」や「生成AIの有料ライセンスの支給」といったインセンティブが効果的とのこと。また、「業務時間の削減を目的とした部署の立ち上げ」により、社員が新しいスキルを習得するための時間を確保することも重要と語られました。
中瀬も同様に、「社員が自ら成長できる環境づくり」の重要性を強調。Avintonでは、社員一人ひとりのキャリアパスを支援する制度を導入し、常にリスキリングを促進しています。
2.経営者が生成AIを活用する方法
生成AIは、単なるツールにとどまらず、経営者の働き方そのものを変革する可能性を秘めています。講演内で紹介された一部をご紹介すると
・原田氏: 登壇や社内コミュニケーションにおいて、生成AIを活用することで、より質の高いメッセージを発信。特に、語彙が少ない分野において、生成AIは強力なアシスタントとなります。
・中瀬: ChatGPTを活用し、経営、子育てなど、様々なテーマのスレッドを作成。気になるキーワードを入力することで、知識を蓄積し、思考を深める方法を紹介しました。
【会社の取り組み】
原田社長
・e-Learningによる学習の促進については失敗だった
⇒主体的に取り組む人は全体の2割程度
・残りの8割の人を動かすために行ったこと
⇒賞金が出るイベントの開催
⇒生成AIの有料のライセンスを支給
⇒業務時間の削減を目的とした部署の立ち上げ
・社内でキャリアアップできるような仕組みの形成
⇒社員とコミュニケーションを取る中で、人には自燃と他燃の2種類がいることを学んだ
⇒プロジェクトの成功にはリスキリングに長けた自燃の人材だけでなく、他燃の人材も必要であると述べていました。
中瀬
・Avintonでも、社内でキャリアアップできるような仕組みを形成しています。
・リスキリングは今でこそ有名な言葉になり注目されていますが、前々から当たり前のように行って
いました。
・これからは経営資源は人に移り変わる
⇒会社の発展には人の変化が必要不可欠であると述べていました。
・人材育成において、広島市が行っている事例を基に、「働くって何?」を社員に追求させることで、
キャリア形成の考え方を育む取り組みにも挑戦したいと考えをのべていました。
【経営者による生成AIの活用方法】
原田社長
・登壇機会・社員メッセージ・新卒とのチャットなどにおけるメッセージの質の向上
⇒外国にいた期間が長く、日本語の語彙が少ないという苦手分野のアシスタントとして活用
しており、ターゲットに応じた言葉の使い分けができる点も魅力的だと述べていました。
中瀬
・ナレッジの蓄積
⇒ChatGPTでテーマごと(経営、子育て、etc…)にスレッドを立て、気になったキーワードを適宜 入力しておくことで、生成AIの中に知識を蓄積するという使い方を紹介していました。
3. 同席者所感
「子育てにおいては、地球を感じさせることを意識している。」
中瀬はセッション内で、子育てにおける生成AIの活用の話があった際にそう話していました。
生成AIを如何に使いこなすか、が注視されるこれからの時代において、自然に触れる機会の提供は一見ないがしろにされてしまいそうですが、生成AIだけでなく、自然にも触れることで得られる価値観や発想力がこれからの時代は必要になると強く感じました。
生成AIは、仕事を奪う脅威ではなく、便利な道具であり、それ以上でも以下でもないということを十分に理解して歩み寄ることが、これからの時代を生き抜く第一歩になるのではないでしょうか。
まとめ:生成AI時代のリスキリングは今や必須!
今回のサミットでは、生成AIが企業の組織変革に不可欠であることが改めて示されました。AI CROSS株式会社の原田氏と、弊社の中瀬は、それぞれ異なる視点から、生成AIを活用した組織変革の重要性を訴えました。
生成AIは、単なるツールではなく、私たちの働き方や生き方そのものを変革する可能性を秘めています。しかし、私達は生成AIはあくまでツールであり、人間が主体的に活用していくことが重要だと考えています。
今回のサミットで得られた知見を参考に、生成AIをはじめとしたテクノロジーを積極的に活用し、組織の繁栄に繋げていきましょう。
当社では、企業様のIT活用、DX・AI戦略立案〜実行伴走支援を行っております。ご興味がある方は、問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。