2025年3月12日(水)に開催された株式会社ナレッジピース主催のセミナーに、当社代表中瀬が登壇しました。
「生成AIで未来を創る:ビジネスの活用と実践事例」というテーマでセミナーが行われました。セミナーの内容を振り返り、得られた学びについて報告いたします。
https://www.knowledge-piece.com/

セミナーの内容
セミナーは、生成AIの概要から社会動向、業務への実践的な使用方法まで幅広いテーマで進行されました。
生成AIの概要
AIや生成AIについての説明や歴史についてお話しされていました。
皆さんは現在のAIの進化レベルがどのくらいかご存じでしょうか?私も知らなかったのですが、ソフトバンクの孫正義さん曰く8段階中の3段階目らしいです。
もう3段階目なのか、まだ3段階目なのかよく分からないですが、AIはまだまだ成長するみたいです。何年後に8段階中の8段階目になるのでしょうか…
そもそも、AIエージェントって何?
AIエージェントとは、簡単に言うと、私たちの代わりに様々なタスクをこなしてくれる「デジタル秘書」のような存在です。
スケジュール管理、情報収集、買い物、旅行の手配など、多岐にわたる業務をAIが学習し、遂行します。
AIエージェントが普及すると、私たちの生活はどう変わる?
- 時間の有効活用
- AIエージェントが日常の細々としたタスクを代行してくれることで、私たちはより創造的な活動や趣味に時間を費やせるようになります。
- パーソナルなサポート
- 個人の好みやニーズを学習したAIエージェントが、最適な情報やサービスを提供してくれるようになります。例えば、健康状態や好みに合わせた食事の提案、興味のあるイベントの情報提供などが考えられます。
- ビジネスシーンでの変革
- AIエージェントが会議の議事録作成、データ分析、顧客対応などを自動化することで、業務効率が大幅に向上します。また、AIによる予測分析を活用することで、より的確な意思決定が可能になります。
- 新しいサービスの創出
- AIエージェントを活用した新しいサービスが次々と生まれるでしょう。例えば、個人のライフスタイルに合わせた旅行プランの自動作成、学習支援、エンターテイメントなどが考えられます。
AIエージェント普及への期待と課題
AIエージェントの普及は、私たちの生活をより豊かに、より便利にする可能性を秘めています。しかし、プライバシーの問題やセキュリティの問題、AI倫理の問題など、解決すべき課題も存在します。
これらの課題を克服し、AIエージェントを安全かつ有効に活用していくためには、技術開発だけでなく、社会が安全性や機能を深く理解し、議論を交わしながらすすめていくことが必要そうですね。
生成AIの普及率
社会で生成AIがどのくらい認知度があって、使用されているのかを説明してくださいました。中でも印象に残っているのは世界の生成AI市場規模の推移と予測についてです。2023年には670億ドル(約7兆4000億円)だった市場規模が、2032年には1兆3000億ドル(約196兆円)に達し、現在の約19倍もの規模になるという予測が示されていました。
今後生成AIがますます身近になり、私たちの生活や仕事にも深く関わることは間違いありません。
具体的にどんな変化が起きているのでしょうか?
- ビジネスの変化
- 生成AIを活用することで、これまで時間やコストがかかっていた作業を大幅に効率化できるようになりました。
また、新しいアイデアやコンテンツを素早く生み出せるようになり、ビジネスの可能性が大きく広がっています。
- 私たちの生活の変化
- 生成AIが身近になることで、より便利で豊かな生活を送れるようになるでしょう。例えば、個人の好みに合わせたコンテンツやサービスが提供されたり、学習やクリエイティブな活動をサポートしてくれるツールが登場したりするかもしれません。
業務での実践的な活用法
生成AIを使用したデモンストレーションが行われました。具体的には、プレゼンスライドの作成、ビジネスメールの作成、アンケートの集計、動画を意訳してまとめるという4つのデモンストレーションです。
- プレゼンスライドの作成
- CopilotとChatGPTを使用し、「セミナーの準備を忘れてしまった!」というテーマでデモが行われました。
プロンプトには「目的」「準備する背景」「構成」「スタイル」「フォーマット」などの詳細な指示を入力し、それぞれの生成AIにスライドを作成させました。その結果、Copilotは挿絵やデザインが施され、すぐにプレゼンができる資料を作成したのに対し、ChatGPTは文字を起こしただけのスライドになってしまいました。このデモを通じて、生成AIの種類によって、それぞれ得意・不得意があることを理解することができました。
- ビジネスメールの作成
- ChatGPTのカスタマイズ機能を活用した「営業メール作成」のデモが行われました。
皆さんは、ChatGPTのカスタマイズ機能をご存じでしょうか?
- ChatGPTのカスタマイズ機能を活用した「営業メール作成」のデモが行われました。
この機能を利用すると、「個人名」「役職」「会社名」などの情報を事前に登録でき、ChatGPTが自動的にそれらを文章に組み込んでくれます。
例えば、カスタマイズ機能を使用する前は、
「お世話になっております。〇〇(あなたの名前または会社名)です。」
といった形式の文が生成されていましたが、カスタマイズ後は、
「お世話になっております。”個人名”です。」
のように、自分の情報が反映された文章を作成できる点が特徴的でした。
ChatGPTのカスタマイズ機能設定方法
- アンケートの集計
- デモでは、Geminiを用いて「セミナー後のアンケート結果の分析」が行われていました。
アンケート結果のExcelをプロンプトに添付し、「今回のセミナーの満足度を教えてください」と入力するだけで、「とても満足が〜%、不満が〜%…」といった形でアウトプットされて、想像以上にしっかりとした分析が行われていました。
さらに、満足度だけの集計だけでなく、他の項目についての詳細な分析も同時に行われていました。
- 動画を意訳してまとめる
- ChatGPTを使用して「OpenAIの動画(英語)から意訳し、当社のエンジニア教育計画を立ててください。(OpenAI動画URL)」というプロンプトを入力したところ、エンジニア教育計画についての提案が4つほど出力されていました。
それだけではなく、動画の要約まで出力されていて、ChatGPTの仕事の出来具合にとても驚きました。
特に生成AIを活用したプレゼン資料の作成やOpenAIの動画から意訳してエンジニア教育計画を立案するデモンストレーションを見て、セミナーの参加者はもちろん、私自身も生成AIの幅広い活用方法に驚きました。
それと同時に、生成AIを使いこなせるようにならないと仕事において遅れを取ってしまうのではないかという危機感を持ちました。これからは、生成AIを使いこなすスキルがどんな業界でも求められる時代が来ると感じました。
セミナーの雰囲気
今回のセミナーはオフラインで30人、オンラインで20人の合わせて約50人の方々が参加されていました。
セミナーに参加していた方々の中には、ほとんどが私より年上の方々でしたが、皆さん非常に熱心に話を聞き、セミナー後の懇親会では「生成AIの使い方について質問をしたい」という声も上がっていました。
年齢関係なく、学び続ける姿勢が重要だと改めて感じさせられました。

振り返りまとめ
今回セミナーに参加したきっかけは、本社待機中にスライドの手直しをお手伝いしたことでした。自分が手直ししたスライドがどのように使われるのかを見に行こう!という軽い気持ちで参加したのですが、実際には想像以上の学びがありました。
セミナーを通じて生成AIの基本的な使い方から、業務における実践的な活用法まで多くのことを学ぶことができました。特に、生成AIを使った効率化や新しい可能性の広がりに気づくことができました。今後、自分の生活にも生成AIを取り入れ、積極的に活用していきたいと思います。また、参加者の学び続ける姿勢に刺激を受け、新しいことを吸収し続ける重要性を再認識しました。
まだ生成AIを使用したことがない人も以下の画像を参考にして、生成AIに触れてみてはいかがでしょうか。
最後に
生成AIを活用した業務効率化や新たな可能性は、私たちにとっても大きな影響を与えるものです。
弊社では、お客様のビジネス課題に対し、最先端の技術を活用したソリューションを提供しております。生成AIの導入・活用についても、お客様のニーズに合わせて最適なサポートをご提案いたします。
生成AI活用に関するご相談は、Avintonジャパン株式会社へ
今回のセミナー内容を踏まえ、
- 自社の業務に生成AIを導入したいが、何から始めたら良いか分からない
- 生成AIを活用して、業務効率化や新たな価値創造を実現したい
- 生成AIに関する最新情報を知りたい
といったご要望がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:
- メールアドレス: sales(アットマーク)avinton.com
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