以前の記事、ネットワークエンジニアの必須資格 ” CCNA ” の概要について触れました。
今回は、そのおすすめ勉強法をご紹介します。
1.CCNAとは?
CCNAは…Cisco Certified Network Associateが正式名称であり、CCNAとはその略称のことです。
業界では広く名が知られており、ネットワークエンジニアの必須資格ともいえる資格です。
CCNAは全部で9種類ありますが、今回のこのページでも以前の記事と同様に”CCNA”とは、”CCNA Routing and Switching”をさします。(※以下、CCNAと記載します。)
その他、試験範囲や詳細な内容については以下の記事をご覧ください。
2.勉強法は?
さぁ、CCNA合格に向けて頑張ろう!とはいっても、いざ書店に行けば関連書籍は山のようにあり「どれがいいのやら、さっぱり・・・」となる方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は多くのCCNA受験者が学習を進める際に実際に使っている書籍・サイトをいくつかピックアップしてみました。
これまでの経験や既にある知識量で勉強法やその量はまるで違ってくるものですが、何かご自身の学習に合ったものが見つかれば幸いです。
2-1.知識をつける
【書籍】
①徹底攻略 Cisco CCENT/CCNA Routing & Switching
株式会社ソキウス・ジャパン (著, 編集)
通称、黒本。
CCNA受験者のなかでも定番書籍です。
まるで辞書みたいなボリューム、そして呼び名通り真っ黒です。
教科書とありますが、問題もついていますので読んで→問題を解くという使い方ができます。もちろん一から読んで頭に入れることは大切ですが、問題集などを解く際のリファレンス替わりとして使用する方も多いようです。
②1週間でCCNAの基礎が学べる本
谷本 篤民 (著), 株式会社ソキウス・ジャパン (著)
表紙にはかわいらしい2頭の(親子)ゾウのイラストが描かれ、書店で実際に並んでいる様を見ると他の関連書籍とのギャップに、「本当にこれでネットワークが分かるのかな…」と一瞬感じるかもしれませんが、侮ることはありません。
タイトル通り、CCNAの基礎を一から学べる一冊です。
全くの初心者の方でもネットワークの基礎の基礎から学べるように書かれています。
黒本を読み切れるか少し不安に思われる方はこちらからスタートしてみるといいかもしれません。
【サイト】
CCNAの学習サイトでも代表格といえるサイトです。
参考書代わりに使用できるほどの内容量で、もちろん内容としても非常に濃い為、こちらのサイトを全て読むだけでも相当な試験範囲をカバーできるでしょう。
こちらも黒本同様に、問題を解く際のリファレンス替わりとして活用できます。
①とはテイストの違うサイトで、オリジナルのキャラクターが登場し対話形式で説明が進んでいくというものです。
なかにはクスっとできる要素もあり、ガツガツとした勉強ではなく少し趣向を変えてみたいという方や、もう少し気軽にネットワークの勉強をしたいという方向けともいえるでしょう。
2-2.実際に問題を解いてみる
【書籍】
Cisco試験対策 Cisco CCNA Routing and Switching/CCENT問題集 [100-105J ICND1][200-105J ICND2][200-125J CCNA] v3.0対応
Gene (著), 松田 千賀 (著)
通称、赤本。
問題集としては比較的スタンダードな形式ですが、解説は充実しています。
ダウンロードして使える模擬問題が3回分も付いていますので、より問題数を多く解きたい!という方におすすめです。また、問題を解くページと解答ページが完全に独立しているスタイルが使い易いという方には良いといえるでしょう。
【サイト】
Ping-t
こちらはIT系の資格試験を勉強している方であれば一度は耳にしたことがあるであろう
有名な試験対策用・試験勉強用のサイトです。
実試験に似せた形で問題を解いていくことができ、CCNAでは、CCENT(ICND1)は無料で問題集を利用することが出来ます。
充実した解説を閲覧できたり、学習履歴が把握できるのもこのサイトの醍醐味の一つです。
2-3.トライしてみるといいもの
上記でご紹介した書籍やサイトのほかに、CCNAを勉強していく中で出てくるひとつの壁ともいえるシミュレーション問題。
沢山のコマンドを覚えなくてはいけませんが、ただの丸暗記ではなかなか頭に入らないと受験者たちを悩ませるひとつの要因でもあります。
これを解消するにも、エミュレータを使用し実際の環境を再現、実際に手を動かし、コマンドを打って覚える方法をおすすめします。
弊社のAvinton Academyではその代表格であるPacket TracerとGNS3のセットアップ方法 を解説したページがありますので、是非参考にしてみてください。
3.受験方法
いざ、受験!となった場合、実際にはどのような流れになるのか少しご紹介します。
3-1. ピアソンvueのサイトにて、登録・申し込み
- 日付や、テストセンターを選べます
- あまりおすすめはしませんが、万が一の場合48時間前までであればキャンセル・予約変更が可能です。
3-2. CCNA受験当日の流れ
- 当然ですが、テストセンターへは時間に余裕をもって行きましょう。
- 試験名・時間・氏名を伝え、受付を済ませます。
- テストセンターとの情報に相違がないか確認して署名します。
- 本人確認のために写真撮影があります。
- 時間まで余裕があれば最後の復習をしてもいいですし、場合によっては早めに受験できる場合もあります。
- 時間までにロッカーに手荷物をしまいます。
※スマホ、腕時計など忘れずにしまいましょう!! - 専用のメモとペンを2本受け取って試験開始です!
ド忘れしてしまいそうな2進数やサブネットの変換などは開始早々にメモしてしまうと気持ちが少し楽になるかもしれません。
3-3. 結果
試験を終了すると即画面に結果が表示されます。
試験が終わりましたら受付で再度終了の署名をして、結果を受け取り、終了です。
まとめ
エンジニアとして、知識をつけ、幅広く活動できるようになるために、AvintonではLPICやCCNAなどのエンジニアには必須の資格取得を推奨しています。資格取得や、技術向上のための書籍購入などのサポートも行っています。詳しいサポート内容はエンジニア第一のAvinton / キャリアサポートと社内制度をご覧ください。
合わせて読みたい関連記事
LPIC資格についての概要の記事
Linux技術者認定資格 LPIC1 合格のための勉強法
【仮想化 入門】仮想化とは
あなたも、Avintonでこのような最先端技術を習得し活用してみませんか?
社員の成長を導きながら、AIやビッグデータなどの最先端技術をプロジェクトに活用していくことが私たちのビジョンです。Avintonの充実した技術研修でスキルアップを図り、あなたのキャリア目標を一緒に達成しませんか?