今回のチュートリアルはネットワークの重要技術の1つ「 ルーティング 」について学びます。
ルーティングってなんだってことですが、ルーティングテーブルを参照し最短経路を見つけることです。
よく「電車の線路図」がとたとえに使われ、
知らない街に電車で行くときに、必ず路線図を確認して、目的の街に行くために最短経路を探しますよね。
つまり駅が「ルータ」、電車の線路図が「ルーティングテーブル」、そしてあなたが「IPパケット」ってわけなんです。
なんとなくわかりましたか!?
またルーティングにあ2つの方式があり
ー 静的ルーティング(スタティックルーティング)ー 人的にルータに固定的に経路情報を設定する方法
ー 動的ルーティング(ダイナミックルーティング)ー ルータ同士で通信を行わせ、経路情報を自動的に作成させる方法
今回はスタティックルーティングについて学んでいきます。
〇トポロジ図
・デバイス表
〇pakettracerで上記トポロジを構築してください。
〇ルータの設定
ーデバイス表の項目を各デバイスに設定を行ってください。
ーDNS lookupを無効にしてください
ー特権EXECの暗号化パスワードとして avintonを割り当ててください。
ーコンソールパスワードとしてciscoを割り当て、ログインを有効にしてください。
ーvtyパスワードとしてciscoを割り当て、ログインを有効にしてください。
ークリアテキストのパスワードを暗号化してくだい。
R2ルータのコンソール上で show ip route をしてください。
現在R2ルータには ” C “はConnectedつまり物理的に線で繋がれているインタフェースが2つあり、ルーティングは
他ルータもルーティングできているか確認してください。
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ーR1 C 192.168.2.0/24 is directly sonnected, S0/0/0 ーR3 C 192.168.3.0/24 is directly sonnected, S0/0/1 |
では。スタテックルートの設定を行っていきます。
構文 スタテックルートの設定
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(config)# ip route <address> <mask> {<text-hop>|<interface>} [<distance>] [permanent] |
・address ー 宛先のネットワークアドレス
・mask ー 宛先サブネットマスク
・next-hop ー パケットを次に中継するルータ
・interface ー パケットをネクストホップルータに中継するための出力インターフェイス
・distance ー アドミニストレーティブディスタンス値
・permanent ー インターフェイスがダウンしてもルーティングが残るように指定するオプション
トポロジ図を見ると、
このようにインターフェイスに振り分けられています。
R1を例にとるとPC2までの経路を知りたい訳なので、赤枠の”192.168.3.0″ “192.168.4.0”この2つの経路情報が必要になってきます。
なので1つ目の宛先ネットワークアドレスは ”192.168.3.0″
R1からパケットを送ったら一番最初に通過するのがネクストホップなのでR2の s0/0/0 “192.168.2.2”になり
2つ目は宛先ネットワークアドレスは “192.168.4.0”
ネクストホップは変わらず s0/0/0の”192.168.2.2”になります・
なのでR1はスタティックルートは
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(config)# ip route 192.168.3.0 255.255.255.0 192.168.2.2 (config)# ip route 192.168.4.0 255.255.255.0 192.168.2.2 |
になります。
・設定が完了したら 「PC1→PC1」 「PC2→PC1」にPingが通るか確認
・各ルータで show ip route
を行いルーティングテーブルに ”S” スタテックルートが反映されたか確認してください