組織や企業などはプライベートネットワーク(内部)では、プライベートIPアドレス、インターネットはグローバルIPアドレスが使われています。
内部ネットワーク上のホストをインターネットに接続する場合、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換しなくてはなりません。
その際に使用されるのが今日学びます、”NAT”(Network Address Translation)と”PAT”(Port Address Translation)という技術があり、今回はNATについて学んでいきます。
〇トポロジ図
◯デバイス
〇pakettracerで上記トポロジを構築してください。
〇ルータの設定
ーデバイス表の項目を各デバイスに設定を行ってください。
ーDNS lookupを無効にしてください
ー特権EXECの暗号化パスワードとして avintonを割り当ててください。
ーコンソールパスワードとしてciscoを割り当て、ログインを有効にしてください。
ーvtyパスワードとしてciscoを割り当て、ログインを有効にしてください。
ークリアテキストのパスワードを暗号化してくだい。
〇GWルータにルーティングの設定の設定を行ってください
ここまでの設定では各PCからはGWルータのs0/0/0まではPingが到達しますが、その先にはいかないと思います。
現状ネットワークは下記のようにGWを境に内部と外部で分かれています。
ホストからアクセス(pingを確立させる)するにはGWでプライベートIPからグローバルIPへ変換する必要があります。
スタテックNATの設定手順
1.変換する内部ローカルアドレスと内部グローバルアドレスを1対1で定義
1 |
ip nat inside source static [内部ローカルアドレス] [内部グローバルアドレス] |
2.内部ネットワークの指定
1 2 |
Router(config)# int 適用インターフェイス Router(config-if)# ip nat inside |
3.外部ネットワークの指定
1 2 |
Router(config)# int 適用インターフェイス Router(config-if)# ip nat outside |
GWルータで ” debug ip nat ” と入力してください。
各PCから InのLoopbackにPingを送ってください。
そのときGWルータのコンソールに
00:49:45: NAT*: s=内部ローカルアドレス->内部グローバルアドレス, d=172.16.1.1 [6150]
00:49:45: NAT*: s=172.16.1.1, d=内部グローバルアドレス->内部ローカルアドレス [462]
上記が表示されればNATが成功です。